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自己肯定感を上げるメンタルケアブログ

浮気について考える。自己顕示欲の強い男性が、帰宅恐怖症になるわけ。

 

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あお|心の

 健康おたく

どうも、HPS気質の心理セラピストあおちゃん(id:kenkowota_ao)です。


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自己顕示欲は誰しも持っているものですが、小さい頃から「男たるもの強くあるべき」「男なんだから泣くんじゃない!」と育てられた男性のほうが強くなる傾向にあると言われています。

 

そしてこの「すごいと思われたい」気持ちが強すぎて暴走してしまうと、それはそれでいろいろ問題が起きてしまうのです。

 

今日は、急増し続けている「帰宅恐怖症」が引き起こす浮気についてお話しようと思います。

  

 

過熱する不倫騒動

 

「ああ、またか」と思うほどに、芸能人夫婦の浮気ニュースが世の中をとても騒がせていますよね。イクメンだと思っていたのに「裏切られた!!」という思いと「男って何でそうなの?!」という批判の声が、そこら中で聞こえてきます。「遺伝子レベルで男は浮気する生き物」と断言する脳科学者もいます。

 

でも、わたしは浮気も「心の病」の1つだと思っています。心がSOSを出している状態だと思っています。だから、ちょっと違った角度から浮気を考えてみてほしいのです。

 

浮気する側は加害者で、浮気される側は被害者?

 

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(ちょっとこの写真面白くて無駄に入れちゃいましたw

 

浮気騒動が起きると、必ずと言っていいほど「浮気された側」の好感度が圧倒的に上がり、「可愛そう」の脚光を浴びます。実際そうかも知れません。一生懸命、仕事も育児も家事も両立させて頑張っている姿に、沢山の人が共感するからです。

 

でも、果たして浮気する側が加害者で、浮気される側が被害者という構図は合っているのでしょうか。どちらが100%悪くて、もう一方が100%悪くないなんて、有り得るでしょうか。

 

「浮気する側」の事情についても、心理学的に深掘りしてみましょう。

 

「家に居場所がない」帰宅恐怖症

 

わたしは、アラサー独身女子です。もともと相談されやすかったのもありますが、まあなんでこんなにも!というほど、「家に居場所がなくてつらい」という既婚者の声をたくさん聞いてきました。今増殖し続けている「帰宅恐怖症」の男性たちです。

 

彼らの共通点は

 

・奥さんは彼から見るととてもヒステリック

・家に自由がない、くつろげない

・奥さんは自分のことをわかってくれない

・奥さんは自分のことを必要としていない

・自分は一生懸命支えているつもりだ

・まだまだモテたい 

 

でした。「え?まだまだモテたい、だけなんかテイスト違うくない?」と思った方もいると思うのですが、このモテたいという願望こそが肝なのです。もともと「モテたい」いう願望は「人に必要とされたい」という気持ちから生まれるものです。

 

男性は「頼られてナンボ」の生き物だと言われています。頼りにされることが生き甲斐なのに、家でその力を発揮させてもらえないことに、ものすごいフラストレーションを抱えることになります。「頼りにされていない」ということを肌で感じ取り、自分の存在意義を失ったことを確信すると「頼りにされる」居場所を他に求めてしまいます。それくらい、「頼りにされる」ことをガソリンにしている人が多いのです。

 

だから、性欲に負けて浮気に走ったと言うよりかは、「やっぱりあなたが必要なの」と言ってもらいたい。(もしくは、こんなにモテる俺ってすごいだろを周りに示したい)そういった自己顕示欲によるものがほとんどだと思います。だから、環境が変わらなければ、自己顕示欲が満たされるまで浮気し続けることになると思います。

 

この「やっぱりあなたが必要なの」の要求は、浮気相手だけでなく、奥さんにも向けられています。実際、浮気をきっかけに険悪だった夫婦仲が改善したというケースも少なくありません。「何でバレるのわかってて浮気するの?」って思うときありますよね。結婚相手に早く気づいてほしいと願うパターンも多いようです。浮気を単なる「相手の悪事」とみなすか、「夫婦関係建て直しのタイミング」と受け取るかで、その後の人生が大きく変わってきます。

 

パートナーは鏡

 

彼らの話を聞いていて思ったことは、「夫婦がお互いにそれぞれ、自分のことをもっとわかってほしいと思い合っている」ということです。結婚するときには、お互いのことを思い合っていたはずなのに、いつの間にか「もっとこうしてよ!」を要求するように変わっていた。「なんでもっとわたしを大切にしてくれないの」の主張大会になっているのではないかと思います。

 

でもこれって、面白いことに自己肯定感と繋がってくるわけです。相手に「大切にしてよ!!」と言っているようで、一番は自分が自分に「もっと大切にしてよ!!」とSOSを出している状態なのです。

 

「目の前の相手は鏡」といいますが、エネルギーが引き寄せ合って、自分の今の心の状態はパートナーの心の状態とほぼ似通った状態にあるものです。自分が変わらずして相手に変わることを求めるのではなく、自分に変化をつけていく上で相手にどう影響があるのか、その順番が改善のポイントとなります。

 

自由を認める

 

結婚制度は法律によって関係を守られてはいますが、自分のパートナーを他の人が決して「愛してはいけない」などということはなく、本来誰が誰を好きになろうと自由は自由です。

 

わたしの周りには略奪愛が本当に多く、実際自分の成長スピードに合わせてパートナーとなる人が変わることも少なくありません。お互いに尊重し合える関係を求めて愛の器が大きい方へと流れるのは自然なことです。だから、「浮気すべてが悪だ」と捉えることはかなり偏った危険な捉え方かもしれません。

 

また、「子供がいるから別れられない」「更年期にもなって今更別れられない」という声もよく聞きますが、子供や年齢のせいにしないでほしいなと個人的には思います。決断するその時は一番つらいかもしれないけれども、長い目で見たら「人生を妥協してしまった」という方がよっぽどつらいではないでしょうか。

 

浮気された側は、相手を責めたり罰したりすることばかりにエネルギーを注いでしまいがちですが、相手がどうしてそこに至ったのかをよく考えることにより、今後の自分の糧とすることができます。相手の問題は自分の問題でもあるからです。

 

自分が安心を提供する

 

こう見てみると、やはり大事なことは「家庭が安心できる場所であること」です。帰宅恐怖症の男性は口を揃えて「癒やされたい」とぼやいていました。仕事で1日中張り詰めた時間を過ごし、そのピンと張った糸を緩める場所がない。家に帰ってゆっくりする時間も認めてほしいと思っています。

 

そして、そのパートナーは、本当に頑張りやさんな奥さんが多いです。「デキる嫁」を必死にやっている。「全部わたしがやってる」「1人で頑張ってる」「あの人はなんにもやってくれない」とキャパオーバーになっています。でも、それって「自分がやらなくては」の呪いにかかっていませんか?「わたしが頑張らなきゃ」の義務感に操られていませんか?

 

もっとダメダメな嫁になって、旦那さんに頼るということを頑張ってみてください。旦那さんの「頼ってくれ」パワーを奪おうとせず、うまく利用してあげてください。確かに旦那さんにクオリティを求めるととんでもないことになってしまうこともあるかと思います。でも、それは「完璧の強要」でもあり、居心地の悪さに繋がります。旦那さんが得意そうなことを選んでみてください。

 

また、キャパオーバーとなってしまう原因の1つに、子供に過保護にしすぎて仕事が多くなるということも有り得ます。家事だって「自分のことは自分でしようね」と子供に早いうちから依頼してみるのも手です。モンゴルの孤児院のこどもたちは(この話もまた別で書きます)5歳ごろから自分のパンツを洗い始め、食器の片付けもしていました。

 

家事を完璧にこなすことよりも、家の雰囲気を安心感で満たすことのほうが、よっぽど家族の平和を守れる。ピリピリしていた家庭だったからこそ、わたしはそう思います。完璧なお母さんもいいけど、いつもヘラヘラして「頼り上手」なお母さんの方が家族にとっては需要が高いかもしれません。今よりもっと家族に愛情が循環するといいですね。

 

あお|心の

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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