イライラする!を作り出すのは「期待値」の高さ。
思い通りに動いてくれないパートナーや子供にイライラしてしまうこと、ありますでしょうか。そもそも人を変えることはできないので、コントロールできないことにイライラしてもしょうがないのですが、このイライラで自己嫌悪に陥ったりしがちですよね。
「なんか知らんけどイライラしてしまう」には必ず根っこがあります。怒りはわたしたちに常にその根っこを教えようとしてくれています。今日はイライラせず穏やかなに過ごすには?についてお話していきます。
期待してたのに
結婚して幸せな暮らしを想像していたのに、現実は全然協力的じゃない夫にイライラ。浮気しないって約束したのに、また浮気を繰り返されてイライラ。デートの約束をしていたのにすっぽかされてイライラ。
相手に対するこういったイライラは「期待してたのに」の気持ちが根っこにあります。期待してたのに、裏切られて悲しい。期待してたのに、叶わなくて悲しい。相手への批難の前に、悲しんでいる自分がそこにいることを知ってほしいです。
それだけ自分が相手や事柄に対して「期待値を上げていた」ということなんです。
期待値を下げよう
穏やかな人はもともと「期待値が低い」人です。「もうこの人には期待しない」という絶望感ではなく「プレッシャーを与えない」というゆとりが近いかもしれません。
相手にとってプレッシャーはものすごくストレスになります。「これだけやって当たり前でしょ?」の押し付けは、関係性を窮屈にさせます。「過度の期待をかけないこと」は良きパートナーの証です。
パートナーだけでなく、子供に対してもそうです。子供に対して過度の期待値がかかるとそれがプレッシャーとなり「期待しないでくれ」の反応を示すようになります。
それが反抗期だったり引きこもりだったり、「親の期待値に自分を合わせようとコントロールしてくる」ことを子供は敏感に察知するのです。
期待値の代わりに欲しいのは「信頼度」です。「期待に応えてね」ではなく「あなたのことを信頼しています」が伝わるように、こちらが意識を変わらなくてはいけません。
生活を見直そう
またイライラする要因として、不摂生な生活を送っていることが基盤にあった場合は生活習慣自体を見直さなくてはなりません。
・睡眠が足りていない(自分にとって最適な睡眠時間の確保)
・食事がおろそかになっている(白砂糖のとりすぎや添加物も免疫を下げます)
・やりたいことができていない
など「自分を大切にできていない」「思い通りにいってない」ことに対してのイライラが普段から溜まってしまっていると、最後の一手となった相手に対して今まで溜めてきたイライラをすべてぶつけてしまうことがあります。
また、女性は特に生理前のホルモンバランスが崩れたときの自分をしっかり把握しておかなくてはいけません。家族に「生理の時はわたしはこうなるんだ」と事前に説明しておくことも、誤解を生まない対策のひとつとなります。
イライラしてしまったら、まずは「自分の期待値が高すぎていなかったか?」「生活習慣が乱れていなかったか」について外側より内側に意識を向けてみてくださいね。