【勇気づけ】できてもできなくても、あなたの価値は変わらない。
どうも、心理セラピストのあおちゃん(id:kenkowota_ao)です。
人生に「主体性」を取り戻すサポートをしています。
今回はアドラー心理学の上下関係を築かない「勇気づけ」の態度について紹介します。
賞罰教育による代償
ほとんどの人が賞罰教育で育ったと思います。
悪いことをしたら罰を与えられ、良いことをしたら褒美が与えられる。
これがあまりに世の中に浸透していますよね。
だから、これについて何の疑問も持たないかもしれません。
しかし、アドラー心理学では賞罰教育がいかに危険であるかを提唱しています。
まず、叱ることについて。
もちろん親や上司として「教えなくてはならないこと」はたくさんあります。
しかし、「教育」「しつけ」と称して弱い立場のものに対して「一方的に圧力をかけコントロールしようとする」ことは、どんな関係であっても今すぐ手放すべきものです。
今でこそパワハラがようやく問題視され国が動き出しましたが、家庭でも会社でも必要なのは「怒鳴る」ではなく「伝える」ことです。
相手に恐れを抱かせる威圧的な態度でダメ出しをすると、相手は「罰を避けること」を目標としてしまいます。
威圧された側に「緊張感」が生まれ「失敗を恐れる」ようになり、行動そのものが萎縮していってしまうのです。
これは、「その人がその人らしく生きる」ことを妨げてしまいます。
褒めると勇気づけるの違い
また、褒めることについても注意が必要です。
少し前に「褒める子育て」というものが流行りました。
良いところを伸ばす上で褒めることはとても大切です。
しかし「褒める」が誤った形で用いられるとこれもまた弊害がでてきます。
その弊害とは「評価的な態度」を示すことや褒美を与えることで、相手へのコントロールが生まれることです。
これにより「評価や褒美がなければ動かない人間」が育ってしまいます。
また「いい子」でいたとき、よくできたりしたときだけ褒められると「わたしは常に完璧でいい子であらねばならない」というメッセージを受け取ってしまうことがあります。
すると、大人になっても完璧を目指して頑張り続ける人生になってしまうのです。
「褒める」と「勇気づける」の違いは、主に相手の「自発性(主体性)を促すかどうか」にあります。
相手が「褒められること」を目的にしてしまうと、承認欲求に振り回され、他人の評価を軸に生きることになってしまいます。
一方「勇気づける」とは、「ありがとう」「嬉しい」など感謝、肯定の気持ちです。
当たり前と思えるものにスポットライトを当てていきます。
こちらは、横の関係の共感的な態度になります。
相手の気持ちに寄り添い、自発的な力を生み出します。
勇気づけ勉強会
「勇気づけ」について学べる、子育てに特化したオンライン無料勉強会を不定期で開催しています。
対象
お子様がいるママ、妊婦さん
場所
オンライン(ZOOM、顔出し必須)
日時
公式LINE内で募集をかけます
「勇気づけ」を実生活にどう活かすか?子育てはもちろん、すべての人間関係を円滑にする提案をしています。アドラー心理学「ELM講座」(ヒューマン・ギルドが提供する「勇気づけ」を体得するためのワークテキスト)を主体に話を進めます。
参加者の声
改めましてありがとうございました。息子ともっと良い関係になれないかなと思う日々でした。解決方法がわからず、時が過ぎるのを待つしかないかなぁと思ってたりもしたんですが、この勉強会でやれることが見つかったかも!と思えてとても嬉しかったです。
会の最後には、そうか!私は息子の行動をネガティブに捉えていたから理解できなかったんだ!と気づき、この捉え方の違いで、私の態度は子供に対して威圧的になっていたかも、と思いました。
話を聞いてもらう中で、あおさんが私の感情をポジティブに捉え、それを上手く言葉にして返してくれたことで、自分についても改めて考えることができました。これからは、自分と会話する時間を少しずつ作ってみたいと思います。
子供に対して、褒めて育てることを心掛けてきたけれど、見返りがないと動けない子になってしまうかもしれないので、今回教えてもらった勇気づけを実践していった方が良さそうだという事に気付けました。
先日の勉強会の気づきを取り入れてみたら、息子との関係が確実に良くなりました。反抗期真っ只中で、即効性ありでした!捉え方、言葉や伝え方でこんなに変わるとは!と驚きました。本当にありがとうございます。
当たり前に毎日している家事などで今日も頑張ったねって自分を労いたいです。子供たちにはプレッシャーをかけるような言葉は言わない。そしてコントロールしようとしない。私はイライラしている時はコントロールしようとしがちなので、まずは自分に余裕を持たせる生活を心がけたいです。家庭環境がこんなにも子供の人格形成に影響を及ぼすとは思いませんでした。
たくさんのご感想本当にありがとうございます!!
「勇気づけ」に関しても相手の前に、まず自分!です。 少しでも多くのママさんに「勇気づけ」で楽になってほしいと願っています。ご応募お待ちしております。