ブレない発信をするために気をつけること。自分の言葉で話そう。
このブログを始めてはや1ヶ月半が経ちますが、SNSで自分の思いを発信し始めたのはもうかれこれ5年以上前です。
5年前は確か料理写真の投稿が主だったのですが、自分の内面と向き合うにつれて「本当に伝えたいこと」が浮き彫りになり発信内容が大きく変わってきました。
今日は、ブレない発信をするためにわたしが大切にしていることをお話します。
何を伝えたいのか?
わたしのブログ、SNSでの結論はいつも同じです。どの記事も「自分を認めよう」「どんな自分にもOKを」「自分に許可を出せると周りにも許可を出せる」「視野を広げると生きやすくなる」などブログのタイトルとなる「自分を幸せにした分だけ人を幸せにできる」に繋げています。
家族間や恋愛や仕事など、入口となる「タイトル」は「みんなが悩んでいること」もしくは「過去の自分が悩んでいたこと」をあらゆる切り口で考えますが、基本的にはいつもゴールが同じになるようにしています。
このゴールを定めることが、実はとっても大事です。例えば自分がバスガイド(ブログ主)だと仮定すると、ツアーに参加してくれたお客さん(読者さん)をどこに連れて行くのか(ゴール、結論)という道筋がないと「ここどこ?(結局何が言いたいの?)」になってしまいがちなのです。
「自分の人生を通して伝えたいこと」って、そうなかなか簡単に見つからないかもしれません。でも、自分の内面と向き合うことを諦めなければ必ず「自分が大切にしている価値観」の存在に気づけるものなんです。
構成を考えよう
昔、これとまた別の美容ブログのようなものをやっていたときに、自分の思いのままにひたすら文章を書き綴ることをしていた時代があります。すると、話があっちゃこっちゃ広がってしまい、自分自身が結論となるゴールを見失うということが多々起きていました。
こういう「自分の思いのままに」綴ること自体はものすごく大切なことで、感情の吐き出しになるのでぜひ日常的にやってほしいのですが、実はこれは人に見せなくても自分一人で手帳や日記で完結できることでもあります。
わたしはこういった感情の吐き出しはケータイのメモアプリにストックしていて、これが実はブログの「ネタ」になることがよくあります。「自分と違う感覚をもった他人」に理解を深めてもらう場合には、道筋の整理となる「構成」が必要だと考えます。
本をよく読む方やプレゼンをする方であれば自然とできている構成の基本「PREP法」(結論⇒理由⇒具体例⇒結論)ですが、まずは「ゴール(何を伝えたいのか)」から考えて、「切り口(人と共通する悩みや問題)」を探って、その2つをどういう点で繋いでいくかを練ることが「読める文章」になる肝だと思っています。
ブログだけでなく、複数の人を前に自分のことを話す機会などもこういった「不安から安心へ誘導するイメージ」をわたしはいつも意識しています。
テクニックで心は動かせない
「稼げる」とか「モテる」とか「痩せる」とかいう一時的な即効性を狙った技術に頼る情報は、いっときは注目されても廃れるのも早い印象があります。うわべだけで判断する人を集めてしまうため、テクニックさえわかれば次から次へと情報だけを目当てに情報源を移り変えていく読者が多いからです。
一方、根強いファンが残る発信者には「自分の追求心が止まらない分野」を自分が把握できているという共通点があります。自分にとって「食べるのも忘れるくらい夢中になれる」話題ってなんだろう?自分の人生のテーマとなるものはなんだろう?と問い続けることを諦めなかった人たちだと思います。
自分の言葉で話そう
昨日こんなツイートをしました。
アドラー心理学の勇気づけ勉強会をzoomとリアル対面で身近な人から開催し始めたのですが、
— あお|心の健康おたく (@kenko_otaku_ao) 2020年7月27日
ブログでほぼ毎日文章と向き合っていたため、以前より圧倒的にスラスラ「自分の言葉」で話せていたことに、とりあえず感動を覚えています。
自分の言葉で話すというのは内観になります。ついついわたしたちは誰かの引用や学んだ知識の言葉「外観基準」で頭で会話してしまいますが、内から出る言葉というのは相手への伝わり方が違うなぁと実感しているところです。
普段の会話では「世間話」が基本になってしまうわたしたちですが、自分の人生を通して「伝えたいこと」は本来死ぬ直前くらいしか考えないことかもしれません。が、今は著名人にならずともSNSが身近にあります。「求めている人」に気軽にバトンを渡せるのです。生きている間にそれらを伝えられることって本当はものすごく価値のあることなんですよね。