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自己肯定感を上げるメンタルケアブログ

【課題の分離】人付き合いで疲れないために、自分と人の「領域」を守ろう。

 

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あお|心の

 健康おたく

どうも、HPS気質の心理セラピストあおちゃん(id:kenkowota_ao)です。


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生きづらさを取り除き「人生に主体性を取り戻す」生き方を支援しています。

 

人間関係のトラブルは、相手の領域に介入してしまうことから始まることが非常に多いです。特に、切っても切れない家族に対して変化をつけることは、なかなか勇気のいることだと思います。

 

しかし、自分の身に危険が及びそうなときはしっかり自分を守れなければなりません。今回は「人付き合いで疲れてしまう人」にこそ知ってほしいアドラー心理学の「課題の分離」を元にお話していこうと思います。

 

 

 

領域を守れていないと‥

 

 昨日、ちょうどこんな本を読み終えました。

  

 

わたしと同じ強度のHSPで数えきれないほどの共通点があり、アドラー心理学の要素も取り入れてくださっているので、HSPはじめ繊細な人が「課題の分離」を日常にどう活かすか?にはうってつけの本だと思いました。

 

わたしもこの著者と同じく「人から言われたことにひどく傷つきやすく」また「必要以上に人の感情をもらってしまっていた」ため、いつも心に過度のストレスがかかりキャパオーバーでした。このキャパオーバーになる原因が、「自分の領域を守れていない」ことにあるのです。

 

わたしは主に幼少期から父親の顔色を常に伺って生きてきました。ひどいことを言われて攻撃されたら、感度が強い分それを全力で受け止めてしまい「人格を否定された」と毎回ものすごくショックを受けていました。

 

「ふ〜ん、あなたはそう思うんだ」「わたしは、そうは思わないけどね」

 

自己肯定感が高い人はそんなふうに主語分けて考えられます。でも、自己肯定感が低いと絶対的な存在の言葉を飲み込み、自分の領域に招き入れてしまいます

 

自分の領域に侵入されることに気づく

 

HSPの気質を持つわたしは、人の感情が手に取るようにわかる事が多いので昔からよく悩み相談に乗っていました。頼ってもらえてとっても嬉しかったのですが、当時はわたしの中に「いい人と思われたい」「役に立つ人間だと思われたい」という承認欲求があったため、自分の時間を犠牲にしてまで寄り添うことが多々ありました。

 

もう寝る時間で眠いのに何時間も電話を受けたり、自分の予定に余裕がないのに急遽飛び込んできた相談を優先したり。自分のタイミングを無視したまま、相手の要望の来るがままに応え続けてしまいました。すると、面白いほどに自立できない「依存する人」が集まってしまったのです。

 

「電話だと考えがまとまってないから、文字に起こしてくれると助かるんだけど」

「何でもかんでも私に聞くのではなく、まずは自分の気持ちを探ってみてくれる?」

 

と、要望を伝えられたときに、自分をまず守ることが再優先事項であることを思い知りました。自己犠牲の上に、人助けはできない。必ず、自分→人の順番です。そうでないと共倒れしてしまいます。自分を満たせているからこそ、溢れ出た分を人に使うことができるのです。これも、ボランティアが長く続かない理由だと思っています。

 

人の領域に侵入していることに気づく

 

逆もしかりです。健康オタクであるわたしは、食事に対してこだわりがあります。父が病気で散々ひどい目にあって亡くなったため、母に対して「病気になってほしくない」という思いがとても強かった。だから母の気持ちを無視して食事を管理し行動を制限したりして、ずいぶん窮屈な思いをさせてしまったことがあります。

 

「相手のために」はよくよく考えると、結局自分の都合の押しつけであることが多いです。本当に相手のためを思うのであれば、相手の選択の自由を尊重しなくてはなりません。過剰に心配したり下手に口を挟んでしまうと、相手は「自分は信頼されていない」「できないと思われている」と感じてしまいます。

 

「課題の分離」で考える

 

このように、自分の領域を意識すること、相手との間に境界線を引くことが「課題の分離」の要素になります。簡単に言うと、課題の分離とは「自分の課題」と「相手の課題」を考えて行動しましょうということです。

 

「お前は間違ってる」と言われても、変えるかどうかは自分の課題。機嫌が悪い人がいても、その機嫌を治すのは、相手の課題であって自分の課題ではない。相手の意見をそのまま鵜呑みにするのではなく、取り入れるかどうか一旦「自分のフィルターを通してから」というのもミソです。

 

課題の分離の例としてよく使われるのが、子供の宿題です。子供の宿題については、子供の課題であって、本来親の課題ではありません(困るのは子供)。相手のために良かれと思って過度に手を出すことは、相手の自立心を奪ってしまうことにも繋がります。

 

課題の分離のゴールは協力すること

 

課題の分離を伝えると「助けない、無視するという意味ですか?」と勘違いされる方がいますが、決してそういうわけではありません。そうすると、子供(相手)は「愛情を受け取れなくなった」「存在を無視された」と感じてしまいます。

 

大切なのは「困ったら手助けできるように見守ってるよ」と相手のペースを守りつつ、必要あればサポートできる態度を伝えることです。

 

まずこれが「誰の課題か」がわからないと、協力することができない。だから、お互いの課題を知った上で、協力関係を築きましょう。

 

課題の分離ができると、適切な距離感が保たれ「自立した健全な関係」を築くことができます。明日からできる一歩をぜひ、考えてみてください。いきなり相手への言葉がけを変えようとしなくても、まずは自分の心の中を変えるだけでも、違うと思います。

 

あお|心の

 健康おたく

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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