【頑張ることに疲れたアナタヘ】自己否定を強める頑張り方の根っこには、何がある?
どうも、心理セラピストのあおちゃん(id:kenkowota_ao)です。
人生に「主体性」を取り戻すサポートをしています。
今回は、「頑張らなくては」で苦しんでいる人が、生きやすくなるためにはどうしたらいいか?についてお話していきます。
- 「頑張る」は、2種類ある
- 頑張る教に陥っていませんか
- 「現状に満足する」と甘えの違い
- 何のために頑張っているの?
「頑張る」は、2種類ある
頑張っても頑張っても報われないって、何が問題なんでしょうか?
まだまだ頑張りが足りないのでしょうか?
「頑張りが足りない」あなたもそう思っていますか?
自分の成長を追い求めて「変わりたい」と思うことは素晴らしいことだと思います。
しかし「頑張れば頑張るほど苦しくなってしまう」という状態であれば、それはあなたの中にある恐怖が原因かもしれません。
「頑張る」には、「喜びを増幅させる頑張り」と「苦しみを増幅させる頑張り」の2種類があります。
違いは、動機づけ
喜びを増幅させる頑張り
「喜びを増幅させる頑張り」は、今の自分に「プラスα」を積み上げるような「改善の余地」としての頑張りです。
アスリートを思い浮かべるとわかりやすいかもしれません。
「追求する」「進化する」ことに自分の喜びがあり、それを得ることが原動力となっています。
「頑張る」というより、「夢中になる」の方がしっくりきますよね。
苦しみを増幅させる頑張り
それに比べ「苦しみを増幅させる頑張り」は、「自分はダメだ」という自己否定を強めていきます。
みんなに合わせて、今の自分を「正さなくてはいけない」と思っている。これが動機です。
頑張ることと我慢することをイコールにしているので「頑張ることが苦しいこと」になってしまいます。
頑張る教に陥っていませんか
その不足感は、どこからきた?
「苦しみを増幅させる頑張り」は、自分の価値に対する「不足感」が元となっています。
「足りない」という感覚が生まれるのは、「そのままの状態では愛されない」という思いがそこにあるから。
「しっかりせねば」「ちゃんとするべき」
これらの言葉は、自分発進の本音ではなく「人から言われた呪いの言葉たち」です。
この「べきねば」思考に囚われていたら、ハッとしてください。
「わたしは頑張り続けなければ認められない存在なのだ」と思いこんでいるのです。
頑張る教を続けるとどうなる?
ありのままの自分を、自分自身が認められない状態で頑張ると、心身が故障していきます。
これが、無気力やうつ病の状態です。
「頑張っていないわたしには、価値がない」となり、自己肯定感が底をついた状態が浮き彫りになります。
頑張る教で進んでいくと「こんだけ我慢してるんだから、認めてよ!!」という承認の気持ちがどんどん強くなってしまい、自滅する方向に向かってしまうのです。
「現状に満足する」と甘えの違い
頑張らないとダメになってしまう?
これも、よく相談いただく内容です。
「現状に満足すること」と「甘え」を混同している方が多いのではないかな?と思います。
「現状に満足する」とは、今の自分にOKが出せることです。
そして「甘え」とは、自分の本来の課題から逃げている状態を指します。
「頑張ること=我慢すること」だと思い込んでいる人は「我慢していないこと=甘え」だと勘違いしてしまいがちですが
「自己犠牲で気持ちを我慢すること」と「自分の課題から逃げること」は別物です。
「ありのまま」の自分を受け入れることは、決して成長をとめることではありません。
今の自分に「OK」が出せるからこそ、新しい世界は広がっていきます。
そして「頑張らないとダメになってしまう」という恐怖を持っている人こそが、何もしていない自分を無意識に責める「自己否定を強めてしまう人」なのです。
「自分のダメな部分を見たくない、認めたくない」人でもあります。
何のために頑張っているの?
幸せのために頑張る?
「我慢の先に、幸せがある」
そう考えている人が多いですが、そうではありません。我慢をした分だけ、幸せが巡ってくるわけではありません。
事実、今あなたは、長年散々我慢して頑張ってきたのに、ずっと報われていない思いを抱え続けているのではありませんか?
幸せは、ゴールではありません。その道のりを味わえる「感度」のことです。わたしたちは、本当に注ぎたいものにエネルギーを注ぐべきなのです。
今の自分もとりあえずOK
苦しみでがんじがらめにならないためには「今の自分は、今の自分でとりあえずOK」を出し「自己否定」を手放していくことです。
しかし、今まで散々「頑張らないと愛されない恐怖」を感じないようにやってきたわけですから、いきなり頑張るのをやめることは難しいし、やめると今まで溜めた恐怖がなだれ込んでくるので危険です。
あなたは、何に対して焦っているのですか?
誰かの期待に応えようとして頑張ってはいませんか?
自分の中にある恐怖の存在を肯定してあげましょう。
恐怖は、感じないようにすればするほど増幅していきます。
恐怖をその都度肯定して「大丈夫だよ〜」と安心させてあげること。
頑張ることに疲れているというよりかは、恐怖に追われて疲れているのです。
- 不足感がどこからきているか?探ってみよう
- 「甘え」と「現状に満足する」を分けよう
- 「我慢がデフォルト」に気づこう
- 今の自分もOK、自分の中の恐怖を肯定する