自分を幸せにした分だけ人を幸せにできる。

自己肯定感を上げるメンタルケアブログ

指示待ち人間は、自分の人生を生きている感覚が得られない。 

 

どうも、あおちゃんです。

 

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今、韓国で話題のこんな本を読んでいます。一度聞いたら忘れられないタイトルですよね。社会の本質をしっかり突いていて、自己肯定感も大いに絡んでいます。リアルでシュールな語り口調が面白くて、スルスル読めてしまいました。

 

 

結果のために耐えるだけの生き方じゃダメだ、過程そのものが人生の楽しみなのだ。(本文より引用)

 

世の中の「正しい」に従って「みんなと同じように」必死に一生懸命やってきたサラリーマンの主人公が、40歳手前にしてすべてを一旦ストップし、思い描いていた人生とかけ離れてしまったわけを辿っていくエッセイ。

 

「いや、ほんまそれな〜」と強く共感してしまうような、大人になるしたがってどんどん強くなる社会への違和感や、それに順応しきれない等身大の自分を受け入れていく姿勢。「まるで自分のことのようだ」と自分を重ねてしまう人も多いだろうと思いました。

 

人生を生きる上で失敗を恐れるあまりに、自分の感覚を置き去りにしてしまったこと。それが、便利で何不自由ない暮らしを送れている私たちに降り掛かってきている、大きな代償なのだなぁと感じています。

 

今日は、本の文章を抜粋しながら、感覚を豊かにする生き方を歩むには?というお話をしていこうと思います。

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時代背景とともに薄れていく「自分の感覚」

 

検索すればたくさんのレビューに触れられる世の中だ。確かに便利だし、失敗もうんと少なくなった。しかし、失敗が減った分だけ、楽しみも減ったような気がする。自分が選ぶ楽しさ、未知のことが教えてくれる楽しさのことだ。(本文より引用)

 

インターネットのおかげで、情報共有の幅がぐんと広がり、それを利用すれば失敗するリスクがぐんと減りました。でもその一方で、失敗から学べる機会の損失や「誰かの感覚」を過信しすぎて、それをまるごと「自分の感覚」だと錯覚してしまう危険性が多いにあります。

 

また家庭環境でも、過保護・過干渉の親の支配下で育った「指示待ち人間」の増加が問題となってます。「親の感覚」に「自分の感覚」が飲み込まれてしまった人たちです。選択肢を与えられず、冒険を許されず、無難な道ばかり通るようコントロールされたら「依存」「無責任」が当たり前となり、自分では何も決められなくなってしまいます。

 

自分の人生は自分が責任を持つ

 

誰かの指示を仰いで生きていたほうが、考えなくていいし失敗しても自分で責任を取らなくて済むから、楽ではあります。でも、一生「自分の人生を生きている感覚」を味わうことができません。それってものすごく悲しいことですよね。

 

夢を追いかけるなら、親不孝になる覚悟がないとダメだ。せいぜい言えたのは、「少なくとも、誰かのせいにするような選択だけはするなよ」ということだった。  (本文より引用)

 

自立とは独りで生きていくことではなく、失敗しても何が起きても自分の人生に責任を持つことです。人の期待に応えたい気持ちは素晴らしいことですが、自分の感覚を押し殺して生きるとそれは「他人の人生」を生きてしまうことになりかねません。また誰かの指示でしか動けないということは、自分の感覚を信じていないということになってしまいます。

 

自信とは、自分の感覚を信じること

 

わたしはかつて、自分に全くと言っていいほど自信がありませんでした。「自信ってどうやってつけるの?」と聞いてまわっていたくらい、この欠乏感を埋めるのに必死でした。当時、わたしは自分のことを信頼してはいませんでした。「自分の感覚」よりも「人の感覚」の方が大事だと思い込んでいたからです。

 

みんなが良いというものは、はたして自分にとっても良いものなのだろうか?(本文より引用)

 

自分にとっての「良い」って一体何なんだろう?そう自分の感覚を探り始めたとき、それが世間にとっての「良い」と、ものすごくズレがあることを実感しました。今まで「良い」を自分でカスタマイズしてこなかったことに気づいたのです

 

「世間の感覚に自分を合わすのではなく、これからは自分の感覚に合うパズルを拾っていこう。」そう決めたとき、自分の感覚を初めて認めてあげられた気がしました。直感に従って動けば動くほど、自分の内側から力が湧いてくるのを感じました。

 

自信は外から足すものではなく、人から認められることでもなく「自分の感覚を信じられること」だったのです。

 

人生は選択の積み重ね 

 

自分で何かを選択することは確かに怖いけど、失敗することよりも本当は自分の感覚を信じてあげられないことのほうがよっぽど怖いことだと思います。誰かの「いい」を取り入れてもいいけど、それを鵜呑みにしないこと。そして、自分が実際に感じた「いい」を、誰に何と言われても大事にしてあげてください。

 

世界に一つの自分だけの感覚で「いい」をカスタマイズするからこそ、それが自分にとっての「いい」人生になる。直感がわざわざ「方向を示すコンパス」のように体に備え付けられているわけですから、ひとつひとつの選択に自分の感覚を大いに宿らせていきましょう。

 

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