自分を幸せにした分だけ人を幸せにできる。

自己肯定感を上げるメンタルケアブログ

自分を追い込んでこそ成長する?にちょっと待った。

 

どうも、あおちゃんです。

 

f:id:kenkowota_ao:20200619171228j:plain

 

世の中に「自分を追い込む」美学ってたくさん溢れていますよね。アスリート、筋トレ、仕事でも。「自分をとことん追い込むことで成長する」この言葉に、わたしはちょっと違和感を感じていました。それって果たして本当なのかな?と。

 

自己肯定感が低い人が誤った方向で「追い込む」と、自分責めをさらに悪化させることがあります。今回は、目標に向かって自分を成長させる際気をつけるべきポイントについてお話しします。

f:id:kenkowota_ao:20200718133904j:plain

 

現状に満足すると歩みが止まる?

 

人は現場に満足してしまうと、歩みを止めてしまう。だから、焦りを着火剤としてケツに火をつけることが大事だ。そんな発言を何度か聞いてきました。

 

でも、それは「自分のパフォーマンスを上げるためにはある程度の負荷(ストレス)が必要」というのが本質ではないかなと思います。意味もなく過度に「ストレスをかけること」が目的になってしまうと、進む力をどんどん失って心を壊すことになるでしょう。

 

人目を気にした記憶の捏造

 

自分が成長できたな〜って思えたときは、どんなときだったでしょうか。ひとりで歯を食いしばって頑張ったから?自分にいっぱい喝を入れたから?

 

本当は、誰かに支えられたことで勇気づけられたからかもしれません。小さい成功体験の積み重ねに喜びが得られたのかもしれません。

 

しかし、周りの人には「地味で着実なストーリー」よりも、いかに自分が「厳しさの中から這い上がってきたか」をついつい伝えたくなってしまうものです。

 

人目を気にしている人ほどそれが「ドラマのようなかっこいいストーリー」であることを望みます。ヒーロー気分で優越感に浸れるからです。

 

自分の都合のいいように記憶を美化して捏造することで、さらに「自分を追い込む」が美学になっていきます。

 

「追い込む」をうまく使う人とは

 

追い込むことをうまく使えている人がいます。その人のたちの特徴は、2つあります。

 

1つは、目標をしっかり自分の意思で設定していること。他人に決められた、もしくは人に流されて決めた不本意な目標ではないことです。

 

もう1つは、目標を乗り越えた先にある「自分の成長」や「他者への貢献」を一番の生き甲斐にしていること。「追い込む」しんどさよりも、こちらの喜びの方がでかいとわかっている人たちです。

 

つまり、闇雲にただ何の意味もなく「追い込む」ことは自分への虐待にすぎません。だから、自己肯定感が低い人が「頑張る」のは注意が必要なのです。

 

「追い込む」より「夢中になる」

 

「追い込む」ことにマイナスイメージがあるのは、そこに義務感が存在すると考えられます。本当にやりたいと思える気持ちから生まれるのは「追い込む」ではなく「夢中になる」が妥当です。いわゆるゾーン体験やフロー状態と言われるものです。

 

どんな苦労もそれを楽しむ人には勝てないように、楽しむ人は苦労を苦労を思わない。だからわざわざ進んで苦労を選ぶというのはちょっと違いますよね。意味のない追い込みをしがちな人は「これを楽しむにはどうすればいいか」に意識を向けてみましょう

 

「もっと良くなろう」という向上心は、とっても素晴らしいことです。ただ自分のやる気を自分で削ぐことは避けたいですよね。どれだけ小さいことでも、自分の成長を噛み締めることを忘れないでください。

 

f:id:kenkowota_ao:20200703145357p:plain

みなさんとの繋がりが励みになります。お気軽にコメントください。